エリアA(三重大学):観察実験講座④を行いました

8月3日エリアAの午前の部では、第4回の実験観察講座が行われました。前回は台風の接近の影響で延期したので、久しぶりの講座です。

講義内容は「熱エネルギーを体験しよう」。担当講師は三重大学教育学部の松本金矢先生です。

今日の講座は「エネルギー」について。なんとなく分かっているつもりですが「エネルギーについて知っていることを教えてください」と聞かれると、答えるのが難しいようでした。

最初は、エネルギーには運動エネルギーや光エネルギー、熱エネルギーなど様々な種類が存在することや、エネルギーは保存するということを教えてもらいました。また、エネルギーの話に留まらず、大学で学ぶ様々な物理の分野についても教えてもらいました。少し難しい話ですが、皆さん集中して先生の話を聴いていました。

その後、エネルギー変換の実験を行いました。仕事当量を求めたジュールの実験に則り、ペットボトルに入れた水を振ることで、どれくらい水の温度が上昇するかを調べます。

100、200回…と水を振って受講生はヘトヘト。しかし、水はほんの少ししか温度が上がらず、2000回振っても温度は1~2℃くらいしか上がりませんでした。

当たり前のように消費しているエネルギーですが、今日の実験を通じて、その大切さを実感することができました。

もう一度「エネルギーについて知っていることを教えてください」と聞かれたら、今度はもっと多くのことを答えられるようになってますね。

(文・小林)