11月30日エリアAの午後の部では、観察実験講座「顕微鏡でのぞいてみようiPS細胞のひみつ」が行われました。
講師の先生は、鈴鹿医療科学大学の森田明広先生でした。
今回の講座では、3人1組でグループに分かれ、テーマが2つを交替で行いました。
初めは講義で細胞と遺伝子について学習しました。ぞうさんの童謡から紹介してくださいました。子どもたちも「なるほど」とうなづいていました。
テーマの1つ目としては活性染色でiPS細胞と分化した細胞を染め分け観察しました。
観察の前にマイクロピペットの使い方を練習しました。
倒立顕微鏡や実体顕微鏡を使って、染色の様子を観察しました。20分間染まる様子を観察しました。どの部分が染まっているのか、染まった細胞と染まらない細胞について考えました。
2つ目は各種の未分化マーカーに対する免疫組織化学サンプルの観察を通じて、iPS細胞の作製に用いた遺伝子の産物やほかの未分化の指標となるタンパク質の所在を観察しました。
蛍光顕微鏡を使って、タンパク質の所在を調べました。
子どもたちはiPS細胞の説明を聞けるということで、最初からとても楽しみにしている様子でした。観察実験の中でも多くの疑問や気づきがあったようで、熱心に森田先生に聞いている様子が見られました。
いつもとは違う場所で新しい実験器具や分野の話を聞けるのはとても貴重な体験ですね。また次も、鈴鹿医療科学大学での授業もあるので楽しみにしたいですね。