1月22日(土)、エリアAとEを対象とした観察実験講座「原子の構造をしらべてみよう」がオンラインで行われました。講師は鈴鹿工業高等専門学校の和田憲幸先生でした。
本来であれば対面によって「ガラスと発光を調べてみよう」というテーマで、原子のお話と光ガラスの作成の予定でしたが、オンラインに変更になったことから原子の構造に関する説明とシミュレーション教材であるPhETを用いた活動、および分子構造を考える活動となりました。
原子の構造、原子モデル、元素の周期表に関する説明により、陽子と電子の数について学んだ後、実際にPhETを使って演習問題にチャレンジしました。三重ジュニアドクター育成塾ではこれまでにもシミュレーション教材であるPhETを活用しているため、受講生はスムーズに行い、中学生は学習したことを再確認したようです。
次に、酸素と酸化物イオン、ケイ素とケイ素イオンをボーアモデルで描き、原子がイオンになるときの状態理解した後、原子の結合で分子になることを水素分子と水分子を例に説明がありました。そして、それを踏まえて、ケイ素と酸素の結合する場合について各自が考えた配列をワークシートに書きました。
たくさん集まることで目に見える形になり、規則配列した場合や不規則に配列した場合の違いによって、単結晶、多結晶、ガラスの違いとなる説明がありました。
受講生からは「歯磨きに含まれるフッ素では、フッ素とフッ素化合物で違いますか」という質問があるなど、今回の目的である、「身近な物質について原子のレベルから考える」ことに繋がりました。