5月14日(土)、Zoomミーティングを用いて「探究活動講座 ①研究課題と仮説の設定」が行われました。
講師は三重大学教育学部の平山大輔先生で、受講生が課題について研究を進めるための講座です。研究活動講座の第1回目として、「科学の手法」について説明がありました。研究は「科学」の営みであり、科学の手法にのっとって行われなければならないことを2つの演習を通じて学びました。
最初の演習は「毛虫の色と密度」に関する観察事例をもとに、仮説を立てるものでした。受講生は1グループ4-5名に分かれ、11グループには1-2名のメンターがサポートしながら、自分の意見を発表し、話し合いを行いました。「派手な毛虫は集まって毒があることを警告している」、「地味な毛虫は周囲の色に溶け込み隠れている」、「1匹の方が隠れやすい」などの意見が出ました。グループ活動の後、平山先生から解説がありました。
次の演習では「毒蛇の生息」に関する研究を事例に、仮説を検証する方法を考えました。
最後に、研究倫理と生命倫理について学びました。研究における不正活動の事例と、動物実験に関する3Rの説明で、受講生は研究者としてとるべき態度を学んだと思います。
講義終了後にはたくさんの質問があり、平山先生が丁寧にこたえてくれました。受講生が今日学んだことを意識して研究課題を設定することを期待しています。