6月24日(土)、zoomミーティングを用いて観察実験講座「プログラミングで学ぶ物理の基礎」が行われました。講師は三重大学工学部の藤原裕司教授です。
今回は,プログラミングを活用して物理現象について考察することが目標です。受講生は,6月17日に行われた講座で,シミュレーションソフトを用いて放物運動についての実験を行いました。そこで学習した内容を踏まえた上で、二次関数の特徴を理解し、シミュレーションプログラムを作成するための演習に取り組みました。
まず、受講生は比例、1次関数、2次関数についての説明を聞き、それぞれのグラフの特徴について学習しました。演習では、1次関数と2次関数をグラフ用紙に描くという課題に取り組みました。まだ学校で2次関数について学習していない小学生の受講生も、講義の内容やメンターの指導をもとに2次関数のグラフを作成することができました。
その後、プログラミングの基本について学習しました。講座では、先生が用意した2次関数を計算するプログラムをIchigoJam Webで実行し、どのようなグラフが表示されるかを確認しました。
演習では、プログラムの変数を変えて実行してみるという課題に取り組みました。また、描かれた放物線をグラフ用紙に記録し、比較することで変数の物理的な意味についても考察しました。高校生レベルの内容でしたが、分からないところを積極的にメンターに質問するなど、最後まで諦めずに課題に取り組む様子が見られました。
受講生は自分でプログラミングをしてみるという活動を通して、プログラミングの科学的意義について理解することができました。さらに、難しい課題に粘り強く取り組むこともできました。今回の講義で学習したことを自由研究でぜひ活用してください。
(文:メンター教育学部3年)