エリアA・E(鈴鹿高専):観察実験講座「金属チタンの性質を調査しよう」を行いました

11月18日(土)、鈴鹿工業高等専門学校にて、エリアA、Eを対象に観察実験講座「金属チタンの性質を調査しよう」が行われました。講師は、鈴鹿工業高等専門学校の万谷義和先生でした。

まず初めに、金属の種類と色について考えました。思い浮かぶ金属の種類と色について、受講生はオリンピックの金メダルや銀色をした硬貨などを列挙していました。その後、本講座で扱う金属チタンの特徴について、先生から「軽い」「強い」「錆びにくい」という三大特性があることを学びました。

 

次に、陽極酸化処理によってチタン板の色を変える実験を行いました。受講生は加える電圧によってチタン板が異なる色に変化することを体験しました。チタン板を覆う酸化被膜の厚さの違いによって、色が変わるということを学びました。

陽極酸化処理を理解した受講生は、「チタンリングと長方形チタンに自分好みの色を付けるにはどうすればよいか」という問題について議論しました。色のデザインをイメージした後、チタンリングと長方形チタンの加工に取り掛かりました。

最後に万谷先生から「金属について学び、金属の特性を利用したモノづくりを楽しんで欲しい」とお言葉をいただきました。受講生は加工した金属チタンに紐を通して記念に持ち帰りました。チタン以外の金属についても調べて、受講生の興味の幅が広がることが期待されます。

(メンター:生川雄大)