9月7日(土)に、エリアDの皇學館大学にて観察実験講座「植物も旅をする ~木や草の生き方を知ろう~」が行われました。
講師は三重大学教育学部教授の平山大輔先生でした。
本講座では、様々な植物の種子の観察を通して、動くことができない植物の生存戦略について学習しました。
初めに、ニワウルシなどの本物の種子を用いて、遠くまで飛ぶ構造をした種子が飛ぶ様子を観察しました。受講生は、種子が下に落ちるだけで見事に回転したり滑空したりして飛ぶ様子に驚き、種子を何度も落として観察していました。
次に、ハマヒルガオとアサガオの種子を見分ける方法をそれらの植物の生息環境から予想しました。実際に実物の種子を用いて実験を行い、受講生は互いに積極的に意見を交わしました。なかには実験や議論のすえ、見事正解する受講生もいました。
講座の後半では、皇學館大学敷地内でフィールドワークを行い植物の種子を観察しました。
自生している藤や楓(フウ)などを観察しながら、それらの種子の生存戦略について学びました。受講生は、身近な植物にも様々な生存前略があることを知り、講師の平山先生に対して熱心に自生する植物について質問していました。
今回の講座では、受講生同士で活発に議論する様子が見られました。受講生同士での意見交換は、より自分の考えを深める貴重な機会であると考えています。これからもより積極的に議論できるよう、学生メンター一同、全力でサポートしていきたいと思います。