6月14日(土)に、オンラインで観察実験講座「シミュネーションで見て学ぶ物理」が行われました。講師は三重大学教育学部の國仲寛人先生でした。
今回の活動はシミュレーションを用いることで物理に関わる様々な問題について考え、身の回りの物理現象への理解を深めることが目的です。
シミュレーションの役割や、シミュレーションに必要なものの説明の後、実際にPythonを使用する様子や、プログラミングによって作られた二重振り子を見せていただきました。
ここからはPhETを用いて、主に小学校・中学校の理科に関わる内容の演習を行いました。
まず全体でPhETの使い方の説明を聞き、例題に取り組みました。その後グループに分かれてチャレンジ課題に取り組み、結果の共有やその結果に対する考察の交流を行いました。今回行ったシミュレーションは「振り子の運動」、「放物運動」、「風船と静電気」の3つです。
1つ目の「振り子の運動」では、重力の違いによって振り子の運動が変化することを体験しました。
2つ目の「放物運動」では、大砲で発射するものを変えたり、大砲の発射角度を変えたりすることによる、放物線や飛距離の変化を体験しました。
3つ目の「風船と静電気」では、風船を帯電させたり、帯電させた風船同士を近付けたりしながら、電荷の様子を目で見て観察しました。
PhETを用いることで、簡単にはできない実験も手軽に行うことができます。今回扱った3つのシミュレーション以外にも様々なものがあるので、ぜひ自由研究やふとした疑問を解決するために利用してください。