8月2日(土)に、御浜町にある松本農園にて、観察実験講座「東紀州地域での梅栽培」が行われました。松本農園の松本清様に、お話をいただきました。
梅には多様な化合物が含まれていることや、その効能について、お話いただきました。また、梅の栽培や梅干しの加工過程について、丁寧にご紹介いただきました。完熟梅を大量の塩で塩漬けすること、浸透圧の効果で梅から水分がでて梅酢ができること、梅酢には20%もの塩分が含まれることなどをご説明いただきました。
その後工場にて、塩漬けや天日干しの過程、梅干し作成に利用する材料や器具などを見学しました。最後に、完熟梅と氷砂糖でのシロップ作成に挑戦しました。締めくくりには、紀伊半島地域は梅栽培に適した気候をもつため、この地域で品質の高い梅がたくさん栽培できることをお話いただきました。
受講生は、「梅には長い歴史があり、400年おいても食べれるものがある」「梅は栄養価が高く、クエン酸などが入っており、疲労回復に役立つ」「梅干しにもいろんな種類がある」「梅一粒一粒にたくさんの人の手間がかかっている」といったことをまとめて学ぶことができました。
うめぼしの松本農園 https://www.matsumotofarm.com/