10月14日(土)に、エリアDの皇學館大学で観察実験講座を行いました。講師は小木曽一之先生です。
本日は、「神経系とからだの動き」と題して、私たちの体がどのように動いているのかという基本的なしくみを神経系から考えました。
まず初めに小木曽先生は、「戦車のプラモデル」を子ども達に作るよう指示をしました。受講生は、プラモデルがどのように人間の体を動かすしくみに関係しているのか少し疑問を持ちながら、2人1組で協力して楽しんで制作しました。
プラモデルが完成して、しばらく動かしてから戦車と人間の動くしくみを考えました。
企画・立案を行う戦車の操縦者は人間の脳、運動の実行指示を行なうリモコンは人間の脊髄、運動命令の伝達を行うコードは神経、運動の実行を行なうモーターは筋肉に当たります。受講生は自分たちで組み立てたプラモデルを通して、体を動かすしくみを実感していました。
次に実際に、『脳→神経→筋肉』もしくは『脊髄→神経→筋肉』と電気信号が伝達されている様子を、身体に流れる電気を調べる装置を身に着けて調べました。
受講生は、自分の体内に電気が流れている様子を映像で見ることができ、興味津々でした。また、この時に電気信号が脳からではなく、脊髄から伝達されて行われる反射も学習をしました。
その後、実際に体内に電気を流し、筋肉を動かしました。自分の体内に電気を流すことに少し心配そうな様子だったので、大学生のスタッフがまず見本を見せました。受講生はスタッフの脚に電気を流すことで力を入れなくても脚が伸びていく様子に「おぉー!!」と驚いていました。見本を見て少し安心したのか、自分で体験する受講生もいました。受講生は腕の筋肉に電気を流し、指が勝手に動いて手を握ることに「なんか変な感じ、、、」と面白そうにしていました。
体の動かすしくみを、戦車や電気を使って実感することが出来ました。
小木曽先生の12月16日の講座もとても楽しみですね。