エリアD(皇學館大学):観察実験講座 12

11/24 (土)午後、エリアD皇學館大学にて観察実験講座がありました。講師は、皇學館大学の片山先生です。

まず、片山先生は、エネルギーとは何か子どもたちに問いかけました。受講生は自分なりに電気エネルギーや光エネルギーと答えていました。エネルギーとは、仕事をすることができる能力のことと、きくと少し不思議そうな顔をしていました。

次に、運動とはどういう意味か聞かれると、受講生は走ったり、身体を動かすことと言っていました。が、実は分野によって運動の解釈が少し異なります。

・物理でいう運動…物の位置を変える

・体育でいう運動…自ら動く

・生物でいう運動…能動的、生物体が自ら動力になっていること、行動

・社会学でいう運動…ある目的の達成のために活動すること

受講生や私たちメンターも「運動」という言葉は多くの意味があり、驚きました。

その他にも、エネルギーの種類として、熱、光、位置、電気エネルギーがあることを教えていただき、「エネルギーの基はなんだろう?」「ヒトのエネルギーは何からできているかな」という問いかけに、受講生は、知識を活かして「タンパク質、脂質、糖質!」と、答えていました。

エネルギーの講義の後は、酸素消費量を測る実験をしました。

高価な機械で受講生は、息を切らして走ったり、自転車を漕いだりして酸素消費量の変化を見ました。走ったり漕いだりすると静止時より酸素消費量が多く、受講生は一生懸命運動して、自分の消費量を確認していました。

普段はなかなか体験できない実験ができ、受講生も楽しんでいました。工学系に興味のある受講生は、将来もっと優れた機械を発明してほしいという先生の言葉に少し照れた様子でした。