9月21日エリアDの講座は、観察実験講座「物質の状態変化と酸化・還元」が行われました。講師の先生は勢力稔先生でした。
内容は、ドライアイスの表面からは成分である二酸化炭素が激しく昇華している。この特性を利用して物質の三態について種々の器具を用いて固体、液体、気体と状態の変化を学んでいきました。
まず始めに、物質の固体、液体、気体と状態の変化を理解していくために、普段目にする固体であるドライアイスの表面からでている気体はどのよう状態なのかを考えていきました。
そこで、ドライアイスの上にスプーンや10円玉を置いたときの振動する様子を見せました。
ここで、分かりやすいようにフィルムケースの中に固体のドライアイスを入れて、密閉させたときどのようなことが起こるのかを体験してみました。
すると、フィルムケースの蓋が「ポン!」と勢いよく飛んでいき、子ども達は音の大きさに驚いていましたが、なぜ蓋が飛んでいったのか、きちんと理解している様子でした。
さらに、小さく砕いたドライアイスの欠片を圧縮することによって液体の状態を観察しました。
このように、ドライアイスの固体、液体、気体を観察した後に、固体は分子の密度が高く、液体、気体となるにつれて分子の密度が低くなることを押さえ、なぜフィルムケースの蓋が飛んでいったのか理由を学びました。
そして、今日は物質の状態の変化に加えて、酸化・還元をみていきました。
ドライアイスの上でマグネシウムリボンを燃やすことによって、二酸化炭素とマグネシウムが、酸化マグネシウムと炭素になることを観察し、酸化と還元を実際に体験しました。
マグネシウムを燃やしているときは、ランタンのようで綺麗でした。
今後は、物質の状態の変化を学んだ子ども達がどのように変化していくのか楽しみですね。