エリアA(三重大学):観察実験講座「イルカのからだのしくみ」を行いました。

12月21日(土)エリアAでは、観察実験講座「イルカのからだのしくみ」が行われました。

講師の先生は、三重大学生物資源学部の吉岡基先生でした。

人間と同じほ乳類であるイルカのからだの特徴やどうやって一生を水中で暮らすのかについて、講義やワークを通して学習しました。

最初の講義では、何も見ずに自分のイメージでイルカの絵を描いてみるワークを行いました。みんなそれぞれ自分なりのイルカを楽しそうに描く様子が見られました。

次に、ほ乳類は毛をはやし、体温を保つことや子を産み、乳で育てることを学習しました。また、ぬいぐるみをつかって、イルカ以外のほ乳類の種類について知ることができました。

次に、イルカの模型作りを行いました。内臓や骨の模型をパズルの様に組み立てながら、からだの作りについて学びました。そこで、イルカにはエラや胆のうが無いことなどたくさんの知らないことを知ることができました。

次に、実際のイルカの骨格を観察しました。三重県でうちあがったイルカの骨格と聞いて、とても驚く様子が見られました。吉岡先生が骨の部位ごとに説明してくれた場面では、人間とイルカの違いやイルカならではの骨格を学習していました。

最後に、イルカの骨格標本について図鑑を用いながら種の同定を行いました。たくさんの標本の中から班ごとに自分たちが興味を持ったものを選び、何という名前のイルカなのかについて調べました。口の大きさや長さ、頭の大きさなど様々な特徴を図鑑と照らし合わせて種を見つけていました。答え合わせの場面では、正解していた班からは「当たってる!やった!」というような喜ぶ様子が見られ、初めての種同定を楽しんでいました。

今回、本物の標本を用いて講座を行なっていただき、生徒のみなさんにとっては初めての経験だったと思います。なかなか本物を間近で見たり、触ったりする機会はないと思うので、今回の貴重な経験を生かして興味あるものについてどんどん研究していきましょう!