8月8日(土)エリアA では、観察実験講座「キミを変える気象力~異常気象の不思議を知るってワクワクするぞ~」が行われました。
講師の先生は、三重大学生物資源学部の立花義裕先生でした。 最初の講義では、台風についてのお話を聞きました。 今年は台風が少ないことから昨年10月の台風を思い出しながら、気温・水温との関係や8月の猛暑・9月の残暑の関係、満潮干潮・大潮小潮との関係等を基に台風の仕組みについて学習しました。
次に、「温暖化すると異常気象は増える?減る?変わらない?」「温暖化すると台風は強くなる?弱くなる?変わらない?」について、グループで話し合いをしてその理由を考えました。前者では「猛暑だと水温があたためられ、多くの雨が降る。激しい場合は台風になったり、その結果、洪水なども引き起こしたりするので、異常気象が増えることになる。」、後者では「暖気を押し上げる寒気の温度が上昇するので台風の威力は弱くなる。水温が上がると台風エネルギーも強くなるから台風の威力も強くなる。」等、先生の講義の内容を生かした意見が多く見られました。
それぞれの発問に対して、先生が解説をしてくださいました。前者では猛暑と水温の関係等から異常気象の増える理由を学びました。
後者では、温暖化による台風の強さは予測をつけることができないことについての2つの説をしていただきました。
今回の講座で、これまでよりも自分たちで地球の環境を守らなくてはいけないということがわかりました。自分たちに出来る事を探して実践していきましょう。