8月10日(土)の午後に、エリアDの皇學館大学にて観察実験講座③「水のゲル化や塩析を簡単な実験で学ぶ」が行われました。講師の先生は皇學館大学教育学部の楠木宏先生に担当していただきました。
始めに、状態変化やゲル化、塩析反応の仕組みについて学びました。
実験を行う前に、原理や仕組みを知っておくことで、より実験が有意義なものとなり理解も深まりました。
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次に、ゲル化の仕組みを生かした人工イクラ作りを行いました。これは、アルギン酸ナトリウム水溶液を塩化カルシウム水溶液の中に入れるとゲル化し、ゼリー状に固まるという性質を利用しています。受講生は、電子はかりを利用して必要な分量を自分たちで計りとって、材料が水に溶けきるまで根気強く混ぜていました。
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そして、混ざったあとはドキドキのイクラ作りです!滴下して、手で水をすくえたとき、受講生からは「すごい!水触れた!!」と歓声が上がりました。大きなものや小さな粒など、それぞれが作ってみたい形をどうしたら作れるのか考え、工夫しながら、実験に取り組んでいました。
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最後に、塩析反応を利用したスーパーボール作りを行いました。少しずつ、水分が抜けて形が形成されていくと、跳ねるか試して、また水分を抜く・・・といった試行錯誤する様子が見られました。
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今後も今回の講座で見受けられたように、興味をもったことや疑問に思ったことを自分で試してみる、という姿勢を持って自由研究に取り組めるといいですね。