全エリア:探究活動講座「②観察・実験・分析の進め方」を行いました

7月10日(土)Zoomミーティングを用いて、三重大学教育学部理科教育講座の平山大輔先生による探求活動講座「②観察・実験・分析の進め方」を開催しました。

本講座では、理科実験を行っていく中で必要となってくる考え方や実験手順・方法、適切なグラフの示し方を学ぶことができました。

ある仮説を証明するとき、仮説を証明するための実験条件だけを変化させていく「対照実験」という考えや誰が行っても成功できる「再現性」という考えが重要であり、それらを具体例に当てはめ、グループ活動を通して思考・共有をしました。

対照実験・再現性の重要性

次に実験結果を示すグラフの示し方について、実際のグラフを見て、どこが正しく誤っているのかを考え、グループで議論をしました。グラフは読み手に誤解を与えないように書く必要があり、そのグラフがExcelでも書けてしまうため注意が必要であることを学びました。

読み手の印象とグラフの修正

最後に、受講生が考えた実験計画をグループのメンバーに伝え、質問・意見交換を行いました。自身が考えもつかなかった方法や新たな可能性を知る機会になったと思います。

 

今回の講義を通して、より具体的な研究の進め方を学ぶことが出来たと思います。研究は自身の予想通りに行くことは少なく、途中で諦めたくなることもあります。しかし、最後まで諦めず、仮説・実験条件を変更していくことで、新たな発見に繋がっていきます。最後まで諦めず、実験を根気よく行い、自身が気が付いた「新たな発見」を発表できることを期待しています。

研究の進め方