エリアA(三重大学)観察実験講座「イルカに「仲良し」はいるか?」を行いました

11月21日(土)、三重大学にて観察実験講座「イルカに「仲良し」はいるか?」が行われました。
講師の先生は三重大学生物資源学部の森阪匡通先生でした。

最初に「イルカの研究をはじめるということを仮定した場合、最初にやることはどのようなことか?」について考えました。受講生からは「イルカの目撃情報があった場所を調べる」などの意見が出ました。

その後、スライドの写真のどれがイルカかクジラなのかのクイズを行いました。

イルカとクジラは大きさで区別されているということを学びました。
続いて、イルカの調査のポイントについて説明があり、実際にイルカが水面に現れたときの写真撮影をするために、今回は先生がこれまでに撮影された動画の再生画面をカメラで撮影しました。背びれが現れたときの写真を撮影することがポイントです。

このようにいつ現れるかわからないイルカを一生懸命、写真撮影しました。上手に撮影するのは難しそうな様子でしたが、ばっちり撮影できた受講生もいました。
次はグループ活動を行いました。イルカが水面から現れた24枚の写真を見て、個体識別を行いました。

24枚の写真の中には同じイルカが何回か出てくるので、特徴をリストアップしながら記録しました。背びれの特徴から、各個体にはグループで名前をつけました。名前は各グルプで異なり、ユニークな名前をつけていました。

この活動の後、イルカの仲良しを見つけ出し、計算する方法を学びました。「仲良し度」を数値で見ることでどのくらい仲良しなのかを知る方法は、世界のイルカ研究者が行っている方法です。

最後に仲良しだとされるイルカの動画を見て、仲良しなイルカたちはどのような行動をするのかを学びました。イルカの行動は人の行動と似ているものもあり、おもしろい発見ができたようです。

今回の講座では、イルカがどのような生き物なのか、またイルカと人のコミュニケーションについても学びました。イルカは私たち人間と似たものもあり、イルカについてたくさんのことを学ぶことができました。