エリアE(四日市大学):観察実験講座を行いました

6月5日(土)、エリアEで観察実験講座が行われました。
講師は、四日市大学環境情報学部の大八木先生です。
今回の課題は「界面活性剤の水質による働きの違いを学ぶ」で、以下の3つの実験を行いました。
1.ミネラルウォーターの硬度を調べる。
2.硬度の違いによる石鹸の泡立ちの違いを実験で読み解く。
3.硬水の金属塩類を析出する。

はじめに、硬度とは何かを学びました。
硬度は、水中のカルシウムイオン、マグネシウムイオン量を炭酸カルシウムで換算した値であるということを、分子量を式に代入し求めました。

実験1では、ミネラルウォーターのラベルに記載してある硬度を読み取り、商品名、採水地校内か海外か、記載硬度及びカルシウム、マグネシウム濃度を表に記入しました。

実験2では、硬度の違いによる石鹸の泡立ちの違いを読み解きました。
1㎝ごとに目盛りをつけたキャップ付きペットボトル容器に軟水・硬水の各ミネラルウォーターをを入れ、液体せっけんを加え、キャップをして20回振り、泡立ちの違いを確認しました。

実験3では、硬水の金属塩類を析出しました。
キャップ付きペットボトルに硬水を入れ、炭酸ナトリウムを加え、20回振り液の状態や(濁りや沈殿の様子)を観察しました。

今日の実験で、海外の長い河川では土壌に雨水が触れ合っている時間が長いほどカルシウムやマグネシウム濃度が高くなる。それに比べ日本の河川は勾配が急であり、長くないため、硬度がそれほど高くないことや、地理的要因にも関係していることが理解できました。