エリアD(皇學館大学):観察実験講座「昆虫の体のしくみ」を行いました

7月31日(土)皇學館大学にて、観察実験講座「昆虫の体のしくみ」が行われました。講座は皇學館大学教育学部の中松教授に講師をしていただきました。

今回は、アワヨトウというチョウ目の昆虫の解剖実験と寄生蜂の産卵の観察、寄生蜂に寄生されたアワヨトウの解剖実験を行いました。

アワヨトウの解剖実験では体の内部構造を観察し、昆虫にはヒトと似ている器官があるということを学びました。

受講生のみなさんは初めての解剖に戸惑いながらも、真剣な眼差しで実験することができていました。

また、アワヨトウに卵を産みつける寄生蜂についても学びました。カリヤサムライコマユバチという寄生蜂が数秒という短い時間で、たくさんの卵を産んでいることに受講生は驚いていました。

寄生蜂に寄生されたアワヨトウを解剖して体内にいる寄生蜂の幼虫の匹数の多さに驚き、受講生は興味深く観察していました。また、寄生されていないアワヨトウの体内と比べたことで、寄生蜂の幼虫がアワヨトウの脂肪体を食べているということがわかりました。

今回の講座を通して、昆虫の体とヒトの体には似ている器官があることを知ることができました。昆虫について研究することで、医療に役立つ研究となるかもしれませんね。