10月16日(土)に四日市大学で観察実験講座「哺乳類の世界を探る ー身近な動物を見つけてみようー」が行われました。講師の先生は四日市大学の野呂達哉先生です。
身近な場所で小型・中型哺乳類をみたことがあるかという質問に、キツネ、タヌキ、イタチなどと多くの受講生が答えていました。受講生の中には、この講座をずっと楽しみにしていたという受講生もいるなど、哺乳類に興味をもっていました。
哺乳類を見つけるための調査方法として、各種トラップやセンサーカメラ(トレイルカメラ)の紹介があり、工夫されたトラップを興味深く触っていました。そして、トレイルカメラで記録された動物あてクイズでは、野良猫の画像を全員がキツネと答えていました。
先生が作成したネズミ類やモグラ類の標本を手にしながら、モグラのビロードのような毛の手触りを体感しました。また、頭骨をみると、アズマモグラではミミズをスパゲッティのようにするすると食べるのに適した骨格になっていることも知りました。
その後、先生が構内の裏山に仕掛けたトラップや、設置したトレイルカメラを見に行きました。残念ながらトラップで捕獲はできませんでしたが、モグラ塚を見つけて土を除くとトンネルを確認することができました。
トレイルカメラの記録データを教室に持ち帰って画像をみたところシベリアイタチが撮影されていたことから、哺乳類を調査する方法にについて体験的に学ぶことができました。
受講生は哺乳類の調査に関する記録方法について質問するなど、哺乳類に一層興味をもったようです。