三重ジュニアドクター修了生 河原永昌さんが日本学生科学賞・内閣総理大臣賞受賞を受賞しました

日本における科学コンテストの最高峰である「日本学生科学賞」の第65回日本学生科学賞・高校の部において、2021年12月24日に三重県立伊勢高校2年生の河原永昌さんが内閣総理大臣賞を受賞しました。

https://event.yomiuri.co.jp/jssa/news/files/3

河原さんは中学3年であった令和元年(2019年)に三重ジュニアドクター育成塾をエリアD(会場は皇学館大学)で受講しました。皇学館大学の中松豊教授の講座を受けて寄生バチの産卵のしくみに興味をもち、中松教授をはじめ、中松研究室の学生の指導を受けながら研究を進めてきました。

高校進学後も中松研究室で研究を続け、寄生バチと宿主であるアワヨトウ(ガの一種)の幼虫の相互関係や行動を詳細に観察し、寄生バチが示す特殊な行動に気づきました。この発見をもとに仮説を立てて検証するという実験を繰り返し、寄生バチが子孫を残すための仕組みを明らかにしました。

その結果は、新聞各紙で紹介されています。

https://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20220126-OYTNT50177/

https://www.chunichi.co.jp/article/414590

河原さんは、高校生らが参加する世界最大の科学コンテスト「国際学生科学技術フェア」(ISEF)の日本代表として派遣されることが決まりました。

https://www.societyforscience.org/isef/

ISEFでも河原さんの研究が世界に認められることが期待されます。