エリアE(四日市大学):観察実験講座「界面活性剤の水質による働きの違いを学ぶ」が行われました

7/2(土)、エリアE(四日市大学)にて観察実験講座「界面活性剤の水質による働きの違いを学ぶ」が行われました。担当講師は四日市大学環境情報学部の大八木麻希先生です。

まず本日の講義内容を確認し、メインテーマの「硬度」について学習しました。
各天然水の記載硬度を調べ、ワークシートに記載しました。

ラベルからCa濃度とMg濃度を読み取り、それらの値を用いて硬度を算出しました。
硬度の計算には原子量や分子量を調べる必要があるため、周期表を用いて調べました。未履修の受講生も多くいたため、中学生やメンターが協働して学習しました。

硬度の算出式は小学生にとっては複雑でしたが、電卓を用いたり中学生やメンターが指導し、ラベルの記載硬度と算出値が概ね値が一致することを確認しました。

WHOの軟水と硬水の定義に従って、各商品の硬度を分類しました。その後、大八木先生から硬度の違いが発生するメカニズムについて講義があり、受講生らは集中して聴講していました。

次に、硬度の違いによる石鹸の泡立ちの違いを実験で確認しました。
各天然水を一定量とり、液体石鹸を3滴加えて20回振りました。1分後の泡立ちの高さを読み取り、記録しました。

その後、同様の実験を石鹸ではなく界面活性剤を用いて行いました。界面活性剤では石鹸よりも硬度による泡立ちの差が大きいことを確認しました。

受講生らは身近な題材に興味を持ち、積極的に実験を行い、学習していました。