7月23日(土)の午前・午後に、四日市大学において「河川水質の分析ー水中に溶解している物質を考えよう」が行われました。講師は四日市大学の武本行正先生と高橋正昭先生で、午前はpHとEC(電気伝導率)、DO(溶存酸素量)の水質分析、午後はCa(カルシウムイオン)、Mg(マグネシウムイオン)、Cl(塩化物イオン)、Na(ナトリウムイオン)、K(カリウムイオン)の水質分析を行いました。
先生方が四日市を流れる十四川(下流)、海蔵川(上流、中流、下流)、鎌谷川(上流)の5か所で採水したものを5つのグループで分析しました。pH、EC、DOについては測定器を用い、DOについてはウィンクラー法によって測定しました。受講生にとって滴定の操作ははじめてでしたが、測定器の結果とほぼ同じ値が得られました。
Cl、Ca、Mgについては滴定により測定しました。滴定の操作もかなり慣れてきました。
5か所の水に関する8項目の結果を比較して、それぞれの特徴や、それが何に起因するかについて解説がありました。溶存酸素濃度を高くするにはどうすればいいかといった質問もありました。
四日市大学での講座では、これまでにも水に関するものがあったので、難解な分析法についてもスムーズに取り組むことができたようです。水に含まれるものを知ることで、河川をきれいにする意識も高まったようです。
なお、この講座については四日市大学研究機構のHPにも掲載されています。https://www.yokkaichi-u.ac.jp/yuro/result_report.html
https://www.yokkaichi-u.ac.jp/yokkaichi-info/wp-content/uploads/2022/07/20220723Kankyo.pdf