9月10日(土)、三重大学にてエリアAの観察実験講座「ゲルの性質を知ろう」が行われました。講師は三重大学大学院工学研究科の鳥飼直也先生でした。
今日の課題は、「ゲルがどこで使われているかを知る」、「ゲルとは何かを知る」、「ゲルの性質を知る」でした。
ゲルは生活の中にも存在しており、おむつやコンタクトといった日常用品から、豆腐、こんにゃく、ゼリーといった食べ物もゲルであるということを学びました。
次にぷるぷるボール(ゲルビーズ)を用いたゲルの実験を行いました。水道水、塩水。砂糖水、重曹水、薄めた酢が用意され、グループの中で各自異なる液体を使って、液体の違いによるぷるぷるボールの変化を観察しました。
あるグループでは、水道水、塩水、砂糖水、薄めた酢を用いて実験しました。水道水、砂糖水、薄めた酢では、塩水の時より大きくなっていました。
他のグループと実験結果を共有し、ぷるぷるボールが一番大きくなったのは、薄めた酢で、続いて水道水、砂糖水、重曹水で、一番小さかった液体は塩水という結果でした。
その後、「どうしてぷるぷるボールが大きくなったのか」、「液体によってなぜ大きさに違いができたのか」という理由について、グループで話し合い、発表しました。
最後に、鳥飼先生による解説がありました。このような変化が起きた理由を分子の構造からわかりやすく説明してくれました。