エリアB(伊賀研究拠点):観察実験講座「ウイルス」が行われました

10月15日(土)にエリアB伊賀研究拠点において観察実験講座「ウイルス」が行われました。講師は粟冠和郎先生でした。

講義ではウイルスの特性と微生物の特性の違いについて学びました。今回は、細菌と細菌に感染するウイルスであるバクテリオファージを中心に説明がありました。今回の実験で用いるバクテリオファージであるT7ファージとMS2ファージの特徴や、それらが大腸菌へ感染するメカニズムについて学びました。

実験では、腸菌にT7ファージおよびMS2ファージのウイルスを添加して、37℃で約1時間培養しました。大腸菌が増殖したか、あるいはファージによって大腸菌の増殖が抑えられたかは、溶液の濁り(濁度)を測定することにより評価(=大腸菌が増殖すると濁る)しました。

専門用語が多く、受講生にとって難解だったかもしれませんが、ウイルスについて学ぶ貴重な機会となりました。