エリアB(伊賀研究拠点):観察実験講座「遺伝子とPCR」が行われました

10月22日(土)にエリアB伊賀研究拠点において観察実験講座「遺伝子とPCR」が行われました。講師は、前回に続いて粟冠和郎先生です。まず前回の復習も兼ねて、先週仕込んで1週間培養した寒天培地状のプラーク(寒天上にできた透明の円)を数えることによりファージの数を計数しました。

そして講義では、DNAと遺伝子の違い、DNAの構造,DNAの複製、セントラルドクマ、PCR反応などについて学びました。

実験では、あらかじめ増幅させておいた大腸菌のPCR産物をアガロースゲルのウェル(穴)に入れて電気泳動し、染色後にトランスイルミネーター上でDNAのバンドを確認しました。

また、あらかじめ増殖した大腸菌について、DNAを抽出するために食塩水やエタノールを加えて DNAを沈殿させ、パスツールピペットですくい上げました。

受講生には難しい内容でしたが、DNAを身近なものに感じることができました。