全エリア: 探究活動講座「統計講座 データのとり方と分析」を行いました

5月27日(土)、オンラインにてエリア共通の「統計講座 データのとり方と分析」が行われました。講師は三重大学教育学部の平山大輔先生でした。

今回の統計講座のねらいは、データを集めて整理することで思考力・判断力・表現力を磨くことによって、自由研究の際に、データを整理して考察、表現できるようになることです。

受講生は「PPDACサイクル」という探究活動に欠かせない考え方を習得し、自分の自由研究に活かそうと考えているようでした。

次に、種類で記録される「質的データ」と数量で記録される「量的データ」について学習した後、量的データの見方について学びを深めました。15人のクラスのテスト結果のデータをもとに、特徴を読み取るグループ活動です。データを並べかえたり、最も多く見られたデータに注目したりしながら特徴を見つけ、それをグループで共有しました。他の受講生の意見を聞いて、知らないことは質問して新たな発見をしながら進めていたのが印象的でした。中学生はすでに学んでいるため、具体的に平均値や最頻値などの言葉を用いながら考え、小学生は中学生に教えてもらいながらすすめていたように思います。

また後半では、事例に適したグラフを実際に選ぶというグループ活動をしました。グラフを選びながら、グループでなぜこのグラフが適しているのかを考えることが出来ました。グループの中で意見が分かれたときも、どのように考えたのか、なぜそう思ったのかを話し合うことで良い学習の機会になっていました。

講座の最後には、統計講座のアナウンスもあり、受講生は研究の基本である統計の第一歩を順調に踏み出せたと思います。

(文:メンター教育学部3年)