6月17日(土)、オンラインで探究活動講座「シミュレーションで見て学ぶ物理」が行われました。講師は三重大学教育学部の國仲寛人先生でした。
今回は、シミュレーションを用いて身のまわりの物理現象についての理解を深めることが目的です。
シミュレーションが身近な場所でどのように活用されているかを学びました。身近なところでは天気予報がシミュレーションを使っているということを知ることが出来ました。
シミュレーションには様々なプログラム言語が用いられており、それぞれの言語に得意分野があるということを学びました。ここで、國仲先生が実際にPythonを使って地球儀を作り上げる過程を見せてくれました。
ここからはPhETを用いた演習を行いました。例題ではストップウォッチを用いて1往復に要する時間を計測しました。
グループでチャレンジ課題に取り組み、真剣に取り組んでいる様子が見られました。宇宙ステーションでは重力が0なので、ふりこを振らせることはできませんでした。しかし、スピードをつけた状態でふりこを振らすとそのまま一回転してしまいました。ふりこには重力が関係しています。
次に、砲台から発射されるかぼちゃの放物運動をシミュレーションしました。かぼちゃが1番遠くまで飛ぶ角度は45度になりました。しかし、砲台の高さを5mにしたときは砲台の角度は40度になりました。
最後に、静電気のシミュレーションを行いました。風船と静電気では、風船がセーターのマイナスの電気を受け取る様子が確認できました。マイナスとプラスの電気が引き合う性質を視覚的に理解できたと思います。
チャレンジ課題では、電気の性質によって壁に風船がくっつく様子が確認できました。
PhETを活用することで、身近な物理現象をより簡単に理解することができます。ぜひ自由研究などに役立ててください。
(文:メンター教育学部4年)