エリアA(三重大学):観察実験講座「レーザー光で周期的に並んだミクロな物体のサイズを測定しよう」を行いました

10月14日(土)、エリアAの三重大学にて観察実験講座「レーザー光で周期的に並んだミクロな物体のサイズを測定しよう」が行われました。講師は三重大学工学部の小竹茂夫先生です。本講座では、回折フィルムやレーザーなどを用いて光の動きについて学習しました。

まずは、光の性質についての説明を受けました。ボールを光に見たててその動きを考えている受講生の姿が見られました。普段から馴染み深い光を物理学の観点で見るという内容に、新鮮な反応を示していた受講生が多かったです。

次に実験を行いました。3種類の回折フィルムを用いてそれぞれにレーザー光を通し、その回折点の間隔を計測したり、ピタゴラスの定理を用いたりして回折フィルムの溝の間隔を求めていました。計算は少し難しかったようですが、メンターの補助などを頼りに自分たちで問いの解決にたどり着いていました。また、計算結果に驚いて興味を持っていた受講生の表情はとても生き生きとしていました。

実験結果を整理したのち、他の回折フィルムにも光を通して、様々な光の様子を観察しました。中には恐竜の形に見えるものもあり、受講生は「面白い」「すごい」と感想を漏らしていました。

部屋の明かりだけではない細かな光の動きを自分たちで観察し、学ぶことができた講座でした。「難しかったけど面白かった」と言っている受講生が多かったです。

(文:メンター教育学部3年)