6月15日(土)にオンラインで観察実験講座「シミュレーションで見て学ぶ物理」が行われました。講師は三重大学教育学部の國仲寛人先生でした。
今回の活動はシミュレーションを用いることで物理の問題を考え、身の回りの物理現象への理解を深めることが目的です。
シミュレーションの役割や様々なプログラム言語が用いられていることを学びました。ここでは國仲先生が実際にPythonを使用して地球儀をつくる過程を見せてくれました。
ここからはPhETを用いて演習を行いました。グループでチャレンジ課題に取り組みます。振り子が宇宙ステーションや月ではどのように動くかという課題に対して、自分の考えを持ってシミュレーションを行っており、活発な議論が見られました。
次に砲台から発射されるかぼちゃの放物運動をシミュレーションしました。かぼちゃが一番遠くまで飛ぶ角度は45度となりましたが、他の物体でも同じように45度が一番遠くまで飛びました。しかし、砲台の高さを5mにしたときでの角度は40度になりました。
最後に静電気のシミュレーションを行いました。風船をセーターに近付けると、セーターのマイナスの電気が風船に奪われる様子を視覚的に確認することができました。チャレンジ課題では電気の性質によって壁に風船がくっつくのはなぜか考えました。
PhETを活用することで簡単にはできない実験も手軽に行うことができます。ぜひ自由研究やふとした疑問を解決するために利用してください。
(文:メンター教育学部2年)