エリアB(伊賀研究拠点):観察実験講座「忍者学実験」が行われました

12/14(土)にエリアB伊賀研究拠点において観察実験講座「忍者学実験」が行われました。講師は,紀平先生です。

前回の観察実験講座(12/7)において、三重大学伊賀研究拠点で行われてきた忍者研究の紹介があり、それを踏まえて今回は忍者に関する科学実験を3つ行いました。

1)兵糧丸を作る
決められた材料を電子天秤ではかり取り,それらをナイロン袋に入れて混合し,最後に水を入れて練り合わせ,団子のような丸型に整えました。そして15分蒸らした後,放冷しました。おいしくいただきました!

2)火器火薬
忍術書に記載されている火器・火薬、硝石のできるしくみ、これまで伊賀研究拠点で取り組んだ火器の実証実験の動画鑑賞をしました。実験では、黒色火薬の有無による燃焼の違い、硝石を染み込ませた糸の燃焼を行いました。黒色火薬を燃焼させると激しく火花が飛び散り、高温になっていることが分かりました。

3)水出し、あぶり出し
忍者の情報伝達ということであぶり出しの実験をしました。水につけると書いた文字が現れる「水出し」。また、火で熱すると文字が現れる「あぶり出し」。また特別編として、とある試薬を溶かした溶液で文字を書くと、薄い赤色なのですが、それを乾燥させると青色の文字になる実験をしました。