10月25日(土)、エリアAの三重大学にて観察実験講座『科学と技術-日本と世界の技術・ものづくり教育事情-』が行われました。講師は三重大学教育学部の松本金矢先生です。
初めに松本先生からこれまでの研究を紹介していただきました。松本先生はゴルフクラブのシャフトから新幹線まで幅広い分野で日本のものづくりを支えてこられました。
講座内では日本の技術教育が他の国に比べて少ないことを教えていただきました。受講生らは驚きの様子で松本先生の話を聞いていました。

次に音の性質を理解するために周波数や固有振動数などについて学習しました。その後適当な長さのパイプを叩いて固有振動数を求める加振実験を班ごとに行いました。受講生はタブレットに映し出された波形に興味を持っていました。

パイプの長さで振動数が異なることを学習した受講生は自分が出したい風鈴の音の高さを決めて、その音が出る金属棒の長さを計算で求め加工し、実際に風鈴を製作しました。受講生たちは風鈴の製作を真剣に行っていました。




今回の講座では計算を行い、材料を加工して風鈴を作るというものづくりの一連の過程を体験的に学ぶことができました。今回の講座で、ものづくりへの興味がより高まったと思います。受講生には自分たちの研究に活かしてほしいと思います。
