エリアA:観察実験講座「レーザー光で周期的に並んだミクロな物体のサイズを測定しよう」が行われました

12月6日(土)、エリアAの三重大学にて観察実験講座『レーザー光で周期的に並んだミクロな物体のサイズを測定しよう』が行われました。講師は三重大学大学院工学研究科 機械工学専攻の小竹茂夫先生です。

今回の講座では、レーザーを使った周期的な間隔測定の実験を行いました。受講生はものが原子という小さい粒からできていることや、光も小さな粒であることなど、実験に必要な知識を学んだ後、実際に装置を使って測定に挑戦しました。

光には波長(=a)と運動量(光の粒子の勢い=P)があり、P=1/波長(a)  つまり、波長が短い→運動量が大きい(勢いが強い) 波長が長い→運動量が小さい(勢いが弱い)ということを学びました。

さらに、今回の3種類の試料にも規則的に粒子が並んでおり、運動量をG、間隔をbとするとG=1/間隔(b)   つまり、間隔が狭いほど勢いが大きくなることを学びました。

原子が規則正しく並ぶ仕組みや、レーザー光の運動量と波長の関係など専門的な内容も含まれていましたが、先生が板書してくれた図から理解しようとする受講生の姿が見られました。

実験ではグループで協力する姿が見られました。計算では互いに教え合い姿もあり、学び合いができていました。講座の後半では、発展的な質問にも自分の意見をしっかり述べる受講生が多く、その姿勢をこれからも大切にしていってほしいと思います。