全エリア:イノベーション講座「三重の林業・製材と地域の活性化」が行われました

10月3日(土)、三重県林業研究所においてイノベーション講座「アントレプレナーシップセミナー 三重の林業・製材業と地域の活性化」が実施されました。講師は(株)nojimokuの野地伸卓さんと野地麻貴さんです。

はじめに、木が家になるまでの工程について学びました。木材は「セリ」という方法で購入されることを知り、「いい木とはどんな木だろう」という問いについて考えました。子どもたちからは、「汚れていない」「虫食いがない」「フシが少ない」など、さまざまな意見が挙げられました。また、フシができないようにするための「枝打ち」という技術について学び、画像を用いて一番玉と二番玉の見比べ方についても知りました。

続いて、「セーザイゲーム」に取り組みました。まず丸太の競りを行い、仕入れた丸太から材木を取り出して売り上げを競います。良い丸太を仕入れるための「目利き」が重要である一方、仕入れた丸太からどのように材木を取り出せば最も高い売り上げにつながるのかを考えることも重要です。また、限られた時間の中で作業を進めるため、仕事のスピードも求められます。子どもたちは、どの丸太を仕入れるのか、どのように材木を取り出すのかを考えながらゲームに取り組み、とても盛り上がりました。

その後、大規模な製材工場と小規模な製材工場の違いについて学びました。Sランクの木材は、切り出し方によって売り上げに差が出る一方、Bランクの木材は大量に、早く処理することが重要になるなど、木材の質によって求められる加工の仕方が異なることを知りました。また、近畿地方には大きな製材工場がないことについても学び、地域によって製材業のあり方が異なることを知りました。

最後に、「三重県の製材所の社長です。生き残るために、成長するためにどんなことをしますか?」という問いについてグループで考えました。それぞれのグループで意見を出し合い、製材所をどのように発展させていくのかについて考えをまとめ、発表しました。

今回の講座では、木が家になるまでの工程や製材業について学ぶだけでなく、木材の価値や製材所の経営について考えることで、林業・製材業をビジネスの視点から捉えることができました。また、現在は「木が切られない時代」が来ていること、そして木が切られないことによるデメリットが私たちの生活にもあることを知りました。

普段、家や家具など身近なところで使われている木が、どのように選ばれ、加工されているのかを知るとともに、木を使うことにはどのような意味があるのかを考える機会となりました。