8月28日、エリアAの三重大学にて観察実験講座⑨を行いました。
講義テーマは「太陽のエネルギーを調べてみよう」、講師は三重大学教育学部の伊藤信成先生です。
まず初めに、太陽について知っていることをワークシートに書き出し、みんなで共有しました。私たちメンターも知らないことばかりで、受講生の知識の豊富さに驚きました。
太陽と人間を比較すると、実は人間の方がエネルギーをたくさん放射しているようです。太陽は何からできているのか、どうやって調べるのか、1800年頃に行われた実験が紹介されました。
受講生は、「調べる方法は知らなかった。」、「どうやったら分かるのかな?」と、しっかりと考えていました。
ものの光り方を、分光シートを使用して、光(蛍光灯、白熱電球、プロジェクター、水銀灯)のスペクトルを調べました。そして、スペクトルは元素ごとの色を表していることと、太陽光のスペクトルから太陽はどんな物質からできているのかを考えました。
水素やナトリウムなどの分子についてまだ学校で習っていない小学生の受講生にとっては少し難しい内容でしたが、みんな真剣に話を聞いて理解していました。
太陽については、未解決な問題も多く、今でも答えを探すために調査が行われており、8月12日にNASAが打ち上げた探査機の映像に宇宙好きの受講生は興味を示していました。