エリアA・E:観察実験講座「金属チタンの性質を調査しよう!」を行いました

10月2日(土)、Zoomミーティングを用いて観察実験講座「金属チタンの性質を調査しよう!」が行われました。講師の先生は鈴鹿工業高等専門学校の万谷義和先生です。

今日の講座では、金属チタンの性質について学びました。

まず最初に、周期表から3種類の金属があることを学びました。

次に、身の回りの金属材料の物理的性質について確認し、チタンが軽く、強く、錆びにくいという特徴を持つことを学びました。他にも銅やステンレス、アルミ合金等の特徴についても学びました。ここで学んだことを用いて、受講生の手元に用意された5種類のリングが、それぞれ何の金属でできているかを予想しました。先生の解説では、重さや固さ、曲げ変形に対する反発力等をもとに判別するということでした。

次に、陽極酸化処理の演示実験を観察しました。電圧を加えるとチタンの板に色が付き、電圧を変えると色も変わることが観察できました。受講生も興味深く観察していました。

最後に、演示実験の結果をもとに受講生の手元に用意されたリングがどういった状況で作られたかを考え、グループで発表し合いました。それぞれ、色やグラデーションから状況をうまく予想できていました。作ってみたいリングはどんなものかという質問に対しては、電圧と色を対応させて考えられていました。

今回は、5種類の金属リングやチタンリングを用いて観察をしながら学ぶことができました。金属の色が変化する現象は身の回りに多く使われています。今回学んだことを生かして、金属の色の変化を見つけてみてはどうでしょうか。