7月30日に観察実験講座②を実施しました。テーマは「昆虫の免疫のしくみ」、講師は中松豊先生です。
まず初めに、ヒトと昆虫に共通する食作用について学習しました。
食作用は小さな異物が体内に侵入したときに、血球が異物を貪食する反応です。
アワヨトウ幼虫に異物として墨汁を注入して時間を置いた後、アワヨトウ幼虫の血球が墨粒を食べる様子を顕微鏡で観察しました。顕微鏡の使い方の練習も兼ねて、まずアワヨトウ幼虫の血球の観察を行いました。
練習後は墨汁を注入したアワヨトウ幼虫の体液を取り出して観察しました。顕微鏡の操作もスムーズになり、熱心に顕微鏡を覗きながら墨粒を食べた血球を見つけると子ども達は感動した様子を見せていました。
他にも昆虫の持つ免疫反応の1つである包囲化作用を観察しました。自分たちの体内で起きている免疫反応を実際に見ることで、免疫の仕組みをより実感を伴って理解することができなのではないでしょうか。