7月6日(土)に、オンラインで探究活動講座「観察・実験・分析の進め方」が行われました。講師は、三重大学教育学部の平山大輔先生でした。
今回の講座のねらいは、自由研究においてデータを収集する方法、結果を考察する方法を身につけることでした。講義では、受講生の皆さんが、実験や調査の計画を⽴てたり、データを取ったり、記録・考察したりする際に、気をつけないといけないことについて学びました。また、講義の最後には、今年の自由研究計画についてグループ内で発表し合い、互いに質問をし合う時間をもちました。
受講生は、まず演習①として、提示された仮説と実験方法・結果から、その方法が適切だと言えるのかどうかを考えるグループワークに取り組みました。この演習を通して、観察・実験においては、「変える条件を一つだけにすること」、「何度も繰り返すこと(再現性)」が重要であることを学びました。また、測定や記録を正確に行うこと、研究ノートを用意して、いつ、どこで、何をしたのか、何を考えたのかといったこともきちんと記録しておくことの大切さも学びました。
次に、客観的にデータをみること、思い込みを捨てて考察することについて、データのグラフ表現と解釈について学びました。演習②では、提示された2種類のグラフをみて、適切なグラフ表現と言えるかどうか、どのようにすれば正しい表現となるかを考えました。
どちらの演習でも、受講生たちがしっかり考えて、積極的に話し合いに取り組んでいる様子が見られました。
最後に、今年の自由研究計画について一人ずつ話し、お互いに質問をし合うグループ活動に取り組みました。すでに面白い仮説をもっていて、自身の研究計画を楽しそうに説明している姿や、まだ具体的な方法については悩み中ではあるものの取り組んでみたいテーマについて頑張って説明している姿などがみられ、受講生同士の質疑のなかで「研究結果が出たらぜひ教えてほしい」といった会話もありました。
探究活動講座で学んできたことを活用して、自由研究を楽しく進めてください!
(文:メンター教育学部2年)