エリアE(四日市じばさん):観察実験講座「科学する空〜雲と虹の物理学〜」が行われました

8月3日(土)、エリアE(じばさん三重):観察実験講座「科学する空~空と雲の物理学~」が行われました。講師は、三重県立飯野高校教諭、気象予報士の小林悠介先生です。

本講座の目標は「空観察を人生の楽しみにすること」でした。はじめに、雲の種類について学びました。雲は、形や高さなどで大きく10種類に分けることができ、これを十種雲形と言います。これらの特徴を写真や動画などを用いて、学んでいきました。

次に、綿を使って雲の模型を作っていきました。手で形を作り、綿の量を調整して雲の薄さを表現する活動を通して、知識の定着を図りました。

次に、虹が見える条件について学びました。虹色が生じるのは水滴や氷晶に光が入射すると光が分解されるからです。また、光が水滴内で反射することを踏まえると、虹が見える方向と太陽の位置について考えることができますね。

これらの学んだことを踏まえ、講座の終盤では、実際に霧吹きをもって外で虹をつくってみる活動を行いました。

本講座では、どこでも観察できる最も身近な空について学びました。ここで得た知識によって、これからの日常に「空観察」という楽しみが増えるといいなと感じています。

(文:メンター教育学部4年)