5月25日(土)令和元年度三重ジュニアドクター育成塾開講式を行いました

5月25日、令和元年度のジュニアドクター育成塾の開校式を行いました。受講生代表挨拶では、三重中学の生徒さんに、研究における成功と失敗、そして本講座を受講するにあたっての意気込みを話してもらいました。

今年度は5つのエリアでプログラムを実施し、受講生は50名です。開講式は三重大学の他、各エリアで行い、開講式の様子はテレビ会議システムを利用して共有しました。

開講式の様子は、三重大学HPにも紹介されています。

開校式の後は、三重大学教育学部の中西先生に「科学的探求の為のコミュニケーション力を考える」という題目で講義をして頂きました。近年の科学研究の傾向は、個人での研究より、グループでの研究が主流です。しかし、リンゲルマンの研究によると、共同作業をすると、個人での責任感が低下し、生産性が下がってしまうことを教えてもらいました。受講生の皆さんも学校でのグループ活動を経験しているので、どこか納得している様子でした。

そうならないためにも、グループ内でコミュニケーションをとることが大切です。そのために、良い聞き方と悪い聞き方を大学生のお兄さん達にデモンストレーションしてもらい、聞き方がいかに大切かを学びました。

皆さん初めは緊張した面持ちでしたが、次第に笑顔が増えていき、活動が活発になりました。今日学んだ「聞き方の作法」を、これからの講座の中で生かしていきたいですね。

(文・小林)