エリアE(日本アエロジル株式会社): 観察実験講座を行いました

8月21日(火)、エリアEにおける観察・実験講座は、日本アエロジル株式会社(四日市)で行われました。

アエロジルとは、ドイツのエボニック社が開発した超微粒子シリカのブランド名です。この講座では、シリカの性質を実験で確かめ、私たちの生活に広く用いられることを学びました。

 

最初に受講生がシリカについて知っていることについて述べました。ガラスやシリカゲルなど身近にあることを確認した後、結晶構造を作らない合成シリカの説明がありました。さらに、合成シリカには疎水性と親水性があり、それらの特性について簡単な実験で学びました。

疎水性シリカを片栗粉に混ぜるとサラサラになり、これはインスタントコーヒーやトナーなど様々な粉末製品に利用されていること、また、水と混じらないことから、日焼け止めクリームや口紅に利用されているなど、シリカの応用を理解することができました。

 

 

 

親水性シリカを液体に加えると粘着力を高め、力が加わると柔らかく、力が加わらないと固くなるチキソトロピーという性質をもたらす様子を、簡単な実験で学びました。これは歯磨きや塗料に利用されています。

 

シリカの化学的性質を学んだことで、受講生が新しい応用を考えてくれることが期待されます。