8月24日(土)、エリアEで観察実験講座「共鳴と楽器」が行なわれました。 講師は四日市大学の関根辰夫先生です。 今回の課題は、いくつかの音に関する実験を通して、音・共鳴・楽器・の関係を 理解し、新しい楽器の可能性を探ることでした。
はじめに、音に関する基本的な概念について学びました。 あらゆる物体には固有振動数があり、外部から振動が与えられるとき、与えられる振動がある振動数(固有振動数)に近づくにつれ物体の振幅が急激に増大することを、身近な器具を用いて実験をしました。
管楽器には、固定端(閉じた端)には節、自由端(開いた端)には腹ができることを学び、クント管を用いて実験しました。パイプの長さを1000mm・800mm・600mmにし、基音・2倍音・3倍音・4倍音のときにはどのようにクント管が変化するかを測定した。また、この日の気温により測定値も変化し、結果より管楽器の音程は長さを変えないと基音と倍音しか出せないことが解りました。
また、両端が開いてる管の共鳴時の周波数と波長の関係を学び、周波数や波長を計算式から、固有振動数や波長の値を計算しました。 閉管(片側が閉じた形の管)における振動数や波長を計算して、閉管と開管の違いについても学びました。