エリアA(三重大学):【午前】観察実験講座「熱エネルギーを体感しよう」を行いました

8月22日(土)エリアA の午前の部では、Zoomミーティングを用いて観察実験講座「熱エネルギーを体感しよう」が行われました。

講師の先生は三重大学教育学部技術・ものづくり教育の松本金矢先生でした。

まず初めに、世の中には様々な「エネルギー」があることを確認しました。そして、そのエネルギーは、お互いに入れ換わることができ、量は変わらないという『ニュートン力学』を学びました。また、『ニュートン力学』では説明できない、『量子力学』や『相対性理論』という考え方や、まだ物理で解明されていない『大統一理論』や『未知の理論』があり、これからの研究によってわかっていくことがあることを確認しました。

今回の実験は、「熱エネルギー」を調べるための実験を行いました。ペットボトルに室温と同じ水を入れ、ペットボトルを振った時に水温がどのようになるのか予想しました。

子どもたちは「ペットボトルを振ると水温は上がっていって、1000回振ると10℃くらい上がるんじゃないか」「1~100回の時が一番温度上昇が激しく、徐々に上がる温度は小さくなると思う」というような予想がでました。

実際にペットボトルを振っていると、一定の幅と速さで振るのが難しそうでした。


実験の様子

実験の結果は、最初に比べて約2℃上がった人や、全く変わらない人、下がってしまった人など様々な結果がでました。

先生の解説により、大学生が秋に実験をした際は、1000回で1.5℃の上昇がありました。今回のように、夏は空気調整器を使用していて温度計を入れるときに温度が下がってしまう可能性があるため、夏は実験の反応がでにくいということがわかりました。

今回の実験によって、熱エネルギーを生み出すのは予想していたより大変だということがわかりました。

また、ペットボトルのような身近かな道具を使って実験ができるということも発見しました。

今日学んだことをこれからの生活の中や研究で活かしていきましょう。