7月3日(土)に観察実験講座「甲殻類の感覚と行動」が皇學館大学にて行われました。
講座は、三重大学の後藤太一郎先生に講師をしていただきました。
今回は、ザリガニとミジンコの観察を行いました。
まず始めに、ザリガニの体のつくりを学び、ザリガニの消化管を観察しました。実験では、着色したエサを与えたザリガニの胃と腸管を紫外線ライトを当てて観察しました。
また、ザリガニの心拍数を測定しました。受講生のみなさんは初めてザリガニの心臓の動きを見て、興味を持って観察できていました。
次に、ミジンコの体内構造を観察しました。タブレットと「ミエル1mm(タブレット顕微鏡)」を用いることで、体の細部まで観察することができました。
また、白色光と紫外線に対する行動の比較をすることで、ミジンコの走光性を学びました。ミジンコが白色光に寄っていったり、紫外線から離れていったりする様子を楽しんで観察することができました。
今回の講座を通して、受講生のみなさんが甲殻類の感覚や行動への理解が深まり、甲殻類に興味を持つことができました。
これからエビやカニを食べる時に、体の構造について考えてみると面白いかもしれませんね。