エリアA(三重大学):観察実験講座「水ー油時計の不思議を探そう」を行いました

8月7日(土)、Zoomミーティングを用いて観察実験講座「水ー油時計の不思議を探そう」が行われました。講師の先生は三重大学工学研究科の小竹茂夫先生です。

まず始めに、この講座の前に各自で水ー油時計を用いて発見できたことを、受講生が順番に発表しました。逆さにすると粒になって落ちるけれど時間が経つとまた一つにまとまること、氷水や温水につけると粒の落ちる速さが変わること、粒の大きさによって落ちる速さが変わることなど、様々な発見がありました。

各自が発見したことを発表している様子

全員の発表が終わった後、小竹先生より今回の実験内容が発表されました。今回の実験は「水ー油時計を傾けると、粒が落ちる速さや粒の大きさはどうなるのか」でした。

実験を始める前の受講生の予想では、「傾きが大きくなると粒が落ちる速さは速くなり、一直線のグラフが書ける」「傾きが大きくなると粒の大きさは小さくなるけど、双曲線みたいな曲がったグラフが書ける」など、さまざまな意見が出ました。

予想を発表する様子
受講生の予想したグラフ

実際に実験をしてみると、水ー油時計を傾ける角度が大きくなると粒が落ちる速さは速くなり、緩やかなカーブのグラフが書けました。また、水ー油時計を傾ける角度が大きくなると粒の大きさも大きくなり、緩やかなカーブのグラフが書けました。

そして、どうしてこのようなグラフになるのか、小竹先生の解説を聞きながらみんなで計算して粒の大きさと落ちる速さの関係について考えることができました。

計算する様子

今回は水ー油時計を用いて各自が実験をしながら学ぶことができました。今日学んだことをこれからの研究に活かせるように頑張りましょう。