9月11日(土)、Zoomミーティングを用いて観察実験講座「ミクロな分子の世界に挑もう」が行われました。講師の先生は鈴鹿医療科学大学医療栄養学科の若林成知先生です。
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今日の講座では、私たちの体や身の回りのものを作っている原子•分子について学びました。
まず最初に、ダイヤモンドや黒鉛(グラファイト)などの模型を見て、同じ炭素原子だけでできている物質でもつながり方によって違う性質になることを学びました。
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受講生達は若林先生の話をメモをとったりしながら集中して聴いていました。
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次に、ボールや木づちのように鏡に映しても形が変わらない「アキラルな物体」と、ハサミや野球用グローブのように鏡に映すと形が変わる「キラルな物体」があることを確認しました。
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そして、分子の世界でもキラル(右系、左系)になることがあり、必要な方だけを人工で作り出すのは不可能だと言われていたことを、名古屋大学特別教授の野依良治先生が長年の研究の末この偉業を達成した話を聞きました。
最後に若林先生から、これから研究を進めていく受講生に向けて熱いメッセージをもらいました。
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受講生のみなさん、『憧れと感動、そして志を大切に』これからの研究を一緒に頑張っていきましょう。