5月7日(土)令和4年度三重ジュニアドクター育成塾開講式を行いました

5月7日(土)、Zoomミーティングを用いて令和4年度三重ジュニアドクター育成塾開講式と特別活動講座が行われました。

本年度の第一段階受講生は52名、第二段階受講生は25名です。開講式では、三重大学学長の伊藤正明先生、三重県教育委員会事務局小中学校教育課長の遠藤雅典様から受講生に向けてお言葉をいただきました。また、受講生代表として、東海中学校2年生の受講生に今後の活動に対する意気込みを語ってもらいました。

引き続いて事業責任者である教育学部の後藤太一郎先生による三重ジュニアドクター育成塾の事業概要について説明がありました。受講生は三重ジュニアドクター養成プログラムを通して身に付けることができる4つの能力について確認しました。

開講式が終了後、特別活動講座が行われました。ご担当の先生は三重大学教育学部教授で、教育心理学がご専門の中西良文先生でした。本講座のテーマは、「科学的探究のためのコミュニケーション力を考える」でした。

本講座のねらいは、「科学的に考えること」「科学的な発見」にはコミュニケーションが大切であることに気づき、コミュニケーションのやり方を学ぶことです。講座の冒頭では、近年の科学的研究の特徴として、複数人で研究に取り組むことが増えていることをお話いただきました。

その後、受講生は11のグループに分かれ、それぞれのグループには活動をファシリテートするメンターがつきました。グループ活動では、コミュニケーションの大切さを知るために、ビデオをONにしたときと、ビデオをOFFにしたときの2つの状況下で、受講生同士が自己紹介をしました。受講生は話し手と聞き手でどのように感じ方が違ったのかを話し合い、カメラがONになっていると話しやすく、コミュニケーションには活発な反応が大事であることを学びました。

グループ活動を終えた受講生は、「聴く」という漢字は耳できいて目できいて心できくことなので、相手の話を聴くときには身体全体できくことが大切だと学びました。

講座終了後には、チャットに受講生から多くの質問が寄せられ、中西先生には1つ1つの質問に丁寧に回答していただきました。受講生の今後の活躍を期待しています。