エリアA・E(鈴鹿高専):観察実験講座「金属チタンの性質を調査しよう」を行いました

11月19日、エリアA、Eを対象に観察実験講座「金属チタンの性質を調査しよう」が開催されました。講師は、鈴鹿工業高等専門学校の万谷義和先生でした。

金属の種類について考えてみようという活動では、金属の特徴やその特徴が身の回りでどう生かされているかを考えました。

次に,陽極酸化処理について学び、実際にチタン板の色を変える実験を行いました。電流を流すとチタンの色が変わること、加える電圧によって異なる色に変化することを調べました。

また、この日は「さくらサイエンスプログラム」により11月17日から三重大学に来ているホーチミン市師範大学で理科教員を目指す10名の学生のうち、化学を専攻する5名が参加しました。受講生が実験をして記録する様子に感心しており、受講生が英語で話し合う様子も見られました。

実験の結果から、電圧と色の関係を話し合い、リングやプレートに好きな色を付ける活動を行いました。それぞれが自分の思い通りの色になるよう電圧を調整していました。完成したものには刻印やハンドグラインダーを使った模様つけを行いました。

講座の最後に、ホーチミン市師範大学の学生が、受講生に「将来、科学者になることを期待しています」と述べてくれました。

本講座で、金属の特性を利用したモノづくりの楽しさを感じることができたと思います。身近なものの性質に目を向け、これからの学習に役立てていってほしいです。