7月8日(土)、エリアE(四日市大学)において、観察実験講座「界面活性剤の水質による働きの違いを学ぶ」が行われました。担当講師は四日市大学環境情報学部の大八木麻希先生です。 スーパーやコンビニでたくさんのミネラルウォーターがあります。先生はこれまでに数百種類のミネラルウォーターについて調べています。今日は、ミネラルウォーターの硬度を調べ、硬度の違いによって泡立ちがうこと、および硬水の金属塩類の析出を観察し、水について学ぶことが目的です。
まず、硬度について説明を受けてから、5種類のミネラルウォーターについて硬度を求めました。この中には、超硬水であるフランス産の「コントレックス」という水も含まれており、硬度の大きさに驚いていました。水の硬度の違いはどのようにして生じるのか、土壌通過の時間、石灰岩や火成岩の違いによることの説明や、硬水と軟水と調理の関係について具体例を示してくれました。
続いて、硬水と軟水に、液体せっけんおよび界面活性剤入りの洗剤を入れてよく振り、1分後の泡立ちを比較しました。界面活性剤があると硬水でも泡立つことから、界面活性剤の使い方には気をつけなければならないことがわかりました。
最後に、硬水に炭酸ナトリウムを入れて100回ほど振り、ろ紙でろ過しました。ろ紙にはたくさんの炭酸カルシウムが析出しました。
身近に入手できる硬水と軟水を使って、おもしろい実験ができした。ミネラルウォーターの疑問について自宅でも調べることができそうです。