6月29日(土)に、エリアDの皇學館大学にて、観察実験講座が行われました。講師は、皇學館大学准教授の澤友美先生でした。
本講座では、昆虫の種類と数、昆虫の体の特徴について学習し、アワヨトウ幼虫やカリヤサムライコマユバチを用いて、昆虫の体のつくりや成長、発育について学びました。各班にメンターが付き、疑問を解決しながら活動を行いました。まず始めに、アワヨトウがトウモロコシの葉を摂食する様子を観察しました。そのなかで、実際にアワヨトウを手に取ったり、観察を通して気付いたことについて全体で意見を交流したりしました。
次に、寄生蜂はどのように昆虫を食べるのかを学ぶために、内部捕食性多寄生蜂であるカリヤサムライコマユバチの産卵している様子と、産卵時間を数えました。また、被寄生アワヨトウ幼虫と未寄生アワヨトウ幼虫をそれぞれ解剖したものを比較しました。メンターの指導の下、自ら解剖をする受講生もいました。この活動を通して、カリヤサムライコマユバチの幼虫はアワヨトウ幼虫の脂肪体を食べていることや、アワヨトウ幼虫と人の器官を照らし合わせながら、昆虫と人の共通点などについて学習しました。
初めての対面講座ということもあり、序盤は緊張している受講生が多く見られましたが、講座がすすむにつれて受講生同士の会話も増え、積極的に活動が行えました。今後の講座においても深い学びができるように、メンター一同、サポートしていきます。